リノベーション「Renovation」とは英和辞書を引くと「改善」や「修復」を意味し、
リフォーム「Reform」と言葉の意味で大きな差は見られません。
日本では風潮として、デザイン性を重視したリフォームのことを「リノベーション」と呼ぶことが
多い現状です。
何を持って「リフォーム」と「リノベーション」は区別されるのでしょうか。
リノベーションとリフォームは全く違う言葉というわけではありません。
我々はこう区別をしています。
「リフォーム」は現状回復をベースとした『修復』。
例えば壊れたキッチンを新品に取り替えたり、クロスを貼り替えるのは「リフォーム」に
あたると教えます。
「リノベーション」はリフォームの役割に「安心・安全」と「付加価値」を追加した『再生』と
位置づけられます。
決して安くはない施工費用を住まいへの投資と捉えると、「検査」によって建物の安全性を
事前に確認、把握しておくことにより、施工が完了してから間もないうちに水漏れなどのため、
費用がかかってしまうような事態は避けられます。「リノベーション」にはデザインによる
付加価値の創造と建物自体の安全性を再構築する2つの要素が必要だと考えます。